先生方は、患者さんの健康状態を診る時、様々な検査結果にもとづいてチェックをされていらっしゃると思いますが、「クリニックの健康状態」は、「決算書」からチェックできるのです。

「決算書」には、院長先生が1年間、クリニック経営を行なってきた成果と、クリニック経営に役立つ情報が、ギッシリつまっているのです。

まず今回は、「決算書」の「損益計算書(PL)」「貸借対照表(BS)」についてご説明します。

損益計算書は、1年間(期首から期末)の“経営成績”を表しています。クリニックの収入と経費を対比して、その差額として利益を示すものです。


貸借対照表は、1年のうちのある一定時点(決算日)で、どのような資産があって、どのような負債があるか、などの“財政状態”を表しています。


なお、決算書には上記のもの以外に期間の現金の流れを表す「キャッシュフロー計算書(CF)」があります。


こられらを人間でいう健康診断や体力測定、血液検査みたいなのです。