2014年04月24日
今回はクリニックでのデジタルとアナログの使い分けの、成功事例をご紹介いたします。
開業前に徹底して、開業後のイメージを持たれていたKクリニックの院長先生。
クリニックの立地、設備、診療コンセプト、患者さまへの対応と鮮明なイメージを持たれていたため、物件も即決しました。
さらに、「大学病院レベルの治療をクリニックで」、「自分の家族にしたい治療だけを患者さまに」という診療コンセプトに基づき、設備の決定、導入、そして、スタッフ採用と、イメージ通りに開業されました。
クリニックのシステムについてもこだわりを持たれていて、ITをフル活用されています。
受付番号システムを導入し、院内にはデジタル化された順番が表示され、待ち時間も「見える化」されています。
そして、インターネットや携帯で当日の予約、順番確認ができるオンライン予約も取り入れています。
オンラインで混雑状況や順番もリアルタイムで把握でき、待ち時間を自分で調整できると患者さまからは好評です。
このようにデジタルを上手に活用している院長先生ですが、スタッフ採用時の募集媒体はアナログ的な新聞折り込み広告を選定しました。地域性にもよりますが、折り込み広告は内容を工夫すると、求人募集と共に、クリニックの開業PRを兼ねることができるのです。
実際、その時の広告を見て、診察に訪れたという患者さまも多くいらっしゃいました。
開業されて8カ月を過ぎた頃には、毎日100人前後の患者さまが来院されていますが、待合室はゆったりした雰囲気です。
土曜日も半日診療から1日診療に変更し、スタッフも増員予定。今後はスタッフ育成に力を入れていく計画です。
開業前に徹底した自己イメージを持つことが、スタートダッシュをかけるポイントのひとつですね。